《アーカイブ》創立20周年にあたって 1993年8月

創立20周年時の投稿を掲載します。当会の50年の「歩み」の証左としてご一読いただけましたら幸いです。
           
みんなが楽しめる釣りの世界作りに邁進しましょう

会長 川村竿輔(初代会長)

 おかげさまで阪神チヌ釣研究会が、今年で満20才の誕生日を迎えることが出来ましたことを心からうれしく思います。
 しかし、釣り界には、50年、60年という古いクラブがありますから、それに比べますと、やっと成人式を迎えたばかりの青年です。
 何のクラブでもそうかと思いますが、釣りのクラブでも、皆が集まって釣りに行くのに都合がよいなどの単純な理由で出来た会が多いようです。しかし、阪神チヌ釣研究会には、創立の精神があります。旗印を掲げて創立したのです。
 釣りは楽しむもの、その楽しみをより深くするために、知識を深め、釣技を磨き、マナーを学び釣りの人格を向上する。この釣り心(基本方針、創立の精神)に賛同する同志が集まって出来た会は、目的が一つだからトラブルも起こらないだろう。「また一人では出来ないことでも多くの人が集まってやれば出来る20年前の8月30日に、ここの声を上げました。
 当会は、名の通り研究会です。だからこの20年、毎月の研究会に講師を招いたり、あるいは釣の友社の後援で、講演会も数度催しました。これは「一人では出来ないことでも多くの人が集まれば出来る」という成果であります。 これらには一般の同好者にも参加して貰ったのですが、その中から優秀な人が何人か入会されて、会の発展に尽力されたことを忘れてはなりません。
 釣りの会(月例会)は、研究の成果を試めす機会をつくる、ということで出発しました。だから競技本位に走らないように、賞は出来るだけ少なくを、今も厳守されているのです。
 「みんなで楽しく釣ろう」、これは当会の主旨でもあります。自分が楽しめただけ、他の人達にも同じように楽しく釣って貰う、ということです。行事に参加している仲間も、一般の人も同じように楽しめるようにするのは、簡単なようで、なかなかむつかしいことだと思います。
 「みんなで楽しく釣ろう」、という主旨に賛同されて生まれた、中京地区同好会との4クラブ親睦会や、都チヌ研との親睦会、東西の竿輔友の会、泉の山下杯など、友好団体との交流も出来て、それぞれ幹事持ち回りで、担当クラブが中心になって世話をし、一般参加もあって楽しい行事になっています。
 近頃、〇〇クラブ主催の親睦会がたくさん出来て,そこからの呼び掛けがふえて来ました。大変有難いことなのですが、その都度全員に通知して参加者を募り、その集計を期日までに、相手方に報告しなければなりませんし、参加者が乗り合わせる車の段取りその他で、月例会よりも手数がかかります。
 その代りに、私から一つ提案があります。それは「チヌのかかり釣りに、最適の日を選んで、“チヌの日”といったような祭日をつくる。そして、各クラブ(あるいは個人も)は,年間行事の一つとして、この祭典に参加して頂く」ということです(現在、10に近い賛成があります)。
 話が横道にそれましたが、私達阪神チヌ研のメンバーは、一致団結して、よ り楽しい釣りの世界作りに、邁進いたします。その一環として数年前に、資金を集めてチヌの放流に協力しよう、という声が起こり、以来、毎年貧者の一灯 をともして参りました。
 最後になりましたが、この20年、格別のお引立を賜わり、阪神チヌ研をご後援下さいました新聞社、雑誌社、メーカー、友好団体、渡船店、エサ店他、釣り界の皆様方に、厚くお礼を申し上げます。
 また、20周年記念号の編さんにあたりましては、ご多忙中にもかかわりませず、お祝いと激励の言葉を多数お寄せいただきまして有難うございました。ご厚意を長く忘却せぬように、記念誌に掲載させていただき、釣り心の向上に役立てる所存でございます。何とぞ今後ともよろしく、ご指導、ご鞭撻とご支援を賜わりますよう、心からお願い申し上げます。

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